こんにちは、Sakiです。

伊坂幸太郎さんのオーデュボンの祈りを読んだので

感想を書いていきたいと思います。

この本、かなり面白くて

私の好きな本の上位にランクイン致しました!!

おすすめです。

内容を要約すると、

コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気づくと見知らぬ島にいた。江戸以来外界から遮断されている”荻島”には、妙な人間ばかりが住んでいた。嘘しか言わない画家、”島の法律として”殺人を許された男、人語を操り”未来が見える”カカシ。次の日カカシが殺される。無残にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止出来なかったのか?

この本を読み始めて暫くは、

話の展開になかなかついていけなくて

主人公の”伊藤”と同様混乱気味で読んでいましたが

どんどん話に惹き込まれていって一気に読み終わりました。

未来を見通せて言葉を話すカカシがとても良くて、

なのでカカシが殺された時はショックでした( ノД`)

この島には少し(かなり?)変わった人たちが

沢山登場します。

例えば、桜。

発音は日本の春に咲くあの花のさくらです。

桜は肩くらい髪を伸ばしていて、長身で細身の男性です。

そして、ハッと息を呑むくらい美しいのです。

この島で唯一、拳銃の所有を、人殺しを許可されているのです。

でも決して無差別で殺しているわけではなく、

”悪いことをすれば、桜に撃たれる”

これはこの島でのルールで誰もが認めているのです。

そして、元画家の園山。

園山は奥さんを殺されてから、全部

反対の事しか言わなくなってしまいました。

なので園山が”はい”と言えば、それは”いいえ”を表します。

園山との会話が分かりづらい!笑

読んでいて、あれ?ん?と混乱します。笑

個人的にはウサギが好きです。

共感してくれる方いらっしゃいますか?

決して幸せとは言えない、大変な生活だろうけど

話し方は爽やかで全く嫌な感じがありません。

それと

伊藤のおばあちゃんも、魔女か!?と思ってしまうくらい

鋭いです。

もう亡くなってしまっているので全部過去のエピソードですが。

この本を語るうえで避けて通れないのが

警察官の城山。

この城山から逃げている時に運よく轟に荻島に連れてきてもらって

伊藤は人生を終えずに済んでいるわけですが、

城山は恐ろしい人間です。

最低の部類で。悪くて残酷で賢い。無敵で絶望的になります。

城山の描写になると憂鬱な気分で読んでいました。

カカシの優午に、城山の事を聞いた時に言っていたのが

”私の知っている限りでは、ああいう頭がよくて相手の痛みを知ろうと

しない人間は、長生きします”

で、これを聞いた時私はやっぱりそうかと残念な気持ちになりましたが…

ネタばれになるので気になる方は読むしかないです。笑

この島で古くから言われている言い伝えがあって。

”この島には欠けているものがある。それをいつか誰かが持ってきて

あの丘に置いていく。”

これはサンタクロースの存在のような感じで

人々の中に染み込んでいるのですが

この欠けているものとは一体なんなのか。

それがこの本のテーマでもあります。

私が伊坂幸太郎さんの作品を読むと感じる事は

主人公の視点に共感できる

という点です。

なので面白さが増していると思います。

なんでそうなるの!?意味わかんない…

みたいな主人公だと、そこまで惹き込まれないです。

この本の主人公の伊藤は、荻島に来て自分が解放されていきます。

鋭い視点が読んでいて気持ちが良いです。

段々とパズルのピースがはまっていく感じを味わえます。

この本は面白かった…。1回読んでそのまま2周目入ったくらいです。

久しぶりにこんなにおすすめの本に出会えました。

ぜひ、気になる方は読んでみて下さい。

読んで頂きありがとうございます。

Saki