
こんにちは、Sakiです。
風と共に去りぬ5巻を読み終えたので、感想や学んだことを書いていきたいと思います。
1巻から5巻まで、結構なボリュームで読むのに時間がかかってしまいましたが、無事に読み終わりました。
5巻は、後半にいくにつれて事態が深刻になり、
読んでいて苦しくなってきます。
久しぶりに、ハッピーエンドではない物語を読んで心が沈みました。
でも、考えさせられる事の多い作品だと感じました。
主人公スカーレットから学ぶ後悔しないための3つの方法
風と共に去りぬの主人公、スカーレットは
気が強くてわがままで、いわゆる”良い人”とはかけ離れています。
ここぞという時にはきちんと周りにいる人達を守ってはいるのですが
性格のキツさがどうしても目立ってしまいます。
スカーレットが大事な事に気付くのが
“大切な人を失う”
時なんです。
それだと遅すぎます。後悔してもしきれないほど、
これから未来で取り返す事が出来ないのです。
スカーレットを反面教師に、私が感じた
後悔しないための3つの方法
を書いていきます。
自分の事を本当に思ってくれる人の存在を当たり前と思わない
物語の重要人物の1人に
メラニーという女性がいます。
メラニーは、”出来た人”を絵に描いたような非の打ち所がない人です。
常に人の為に考えて行動して、自分にとって辛い選択になったとしても勇敢に立ち向かえて
物語の始まりから終わりまでずっと愛に溢れた素敵すぎる女性です。
でも、スカーレットはメラニーをずっと好いていないのです。
なぜならメラニーの旦那様はスカーレットの初恋でありずっと一番好きな男性”アシュレ”だから。
なのでメラニーを嫌っています。(とはいえ大事な場面ではメラニーを献身的に支えていますが)
スカーレットの思いに反して、メラニーはスカーレットを本当に好いています。
戦時中や戦後に、スカーレットに助けてもらったというのが大きいとは思いますが、なぜだかメラニーはスカーレットが大好きです。
メラニーは常にスカーレットを愛し、支えて助けていました。スカーレットは自分がこれほどメラニーに支えられて頼っていた事に気付かなかったのです。
スカーレットがようやくそのことに気が付いたのは、メラニーが死んでしまう時です。
メラニーは身体が強くなく、若くして亡くなってしまい、スカーレットは自らの過ちを認めて後悔するのですが
もしメラニーの存在を当たり前と思わずにもっと感謝の気持ちを持って以前から接していたのなら
こんな事にはならなかったですよね。
初恋の輝きから目を覚ます
スカーレットは最初から最後まで、ずっとアシュレに恋をしています。
常にアシュレの為になる事をして、アシュレの事を気にかけて、アシュレと一緒になることを夢見ています。
正直、第三者の立場で物語を読んでいる私からすると
アシュレの魅力はこれっぽっちもわかりません。
これっぽっちもです。
なぜスカーレットがあんなにアシュレにこだわるのか理解出来ないのです。
スカーレットが、アシュレから目を覚ますのは
メラニーが死んだ時です。実は自分が幻想を作り上げてそのアシュレに恋をしていた事にやっと気付くのです。
この時も既に時遅しで、そのことは三つ目に書きます。
初恋や、好きになって振られた人の事をずっと忘れられない事ってありませんか?
わたしはよくあります。
前回の、自分にとってかなり大きい失恋から立ち直って本当に平気になるまで二年近くもかかってしまいました。
でも、本当にその人を超える人はいないのか?と言われると
そんな事はありませんよね。ガチガチにしがみついてしまって
周りが見えなくなってしまっているだけですよね。
スカーレットも、そのせいで大切な存在を失ってしまいます。
本当に一緒にいると落ち着いて支えてくれているのは誰?
スカーレットを本当にずっと献身的に愛して、困っている時に迷わず手を差し伸べて
話を聞いて、笑って慰めたり支えていたのは誰か。
読者ならすぐわかると思いますが、レット・バトラーです。
物語の中で最後にスカーレットと結婚していた男性です。
(スカーレットは二度も夫と死別しています。)
レットはスカーレットの性格を考えて、前面には愛していることを伝えたりしていなかったのですが、
実際はとても愛していました。でもスカーレットは常にアシュレ。レットはとても鋭いので言わずとも察しています。
そしてずっと苦しんでいました。
まだ二人の子供がいる内はなんとか保たれていたのですが、最愛の娘が亡くなってからは、抜け殻になってしまいます。
スカーレットにぞんざいに扱われていくうちに、愛は冷めていきます。
スカーレットが、アシュレを本当には愛していなかったと知って、自分が愛していたのはレットだと悟った時にはもう遅かったのです。
レットは去ってしまいます。
ここで物語はおしまいです。
スカーレットは、どんな困難でも耐えて立ち直る事が出来るので
”また明日考えよう”
と明るく締めくくってはいますが、状況的には最悪です。
こんな風に、後悔しないように、周りの大切な人たちに目を向けようと
学びました。
皆さんも、ぜひスカーレットのようにはならないように、
後悔なく過ごせますように。
読んで頂きありがとうございました。
Saki
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